葵の紋を持った魚





第18話 | 葵の紋を持った魚

葵の紋,白魚,徳川家,大名行列,シラウオ

 

 

魚にもいろんな種類がありますが、なんと徳川将軍家の【三つ葉葵の紋】を持った魚がおり、江戸時代にはかなり重宝されたといいます。

 

 

それが、『白魚』(しらうお)。

 

 

回転寿司で軍艦巻きで出てくるあの魚です。

 

 

白魚は体全体が透けている魚で、頭を見ると透けた脳が【三つ葉葵の紋】に見えます。

 

 

この事から家康が気に入ったといいます。

 

 

また以前紹介した家康の伊賀越えを手伝った佃島の漁民たちは、江戸に移り住んでから、白魚が捕れる春先になると、その年に初めて捕った白魚を将軍家に献上していました。

 

 

これを【御用白魚】(ごようしらうお)といい、普通、大名行列を庶民が横切ると、キビシイ御咎めがありましたが、この御用白魚を持った飛脚は、大名行列を横切る事もできたそうです。

 

 

まあ、将軍家の三つ葉葵の紋を持った魚ですからね。

 

 

では、ホントに三つ葉葵に見えるか?

 

 

これは私の感想ですが、実際に見てみると…

 

 

今まで意識して見てなかったのですが、そういわれてみればその様にも見えるから不思議です。

 

 

まあ、寿司食べる時にそこまで見ませんね。

 

 

ちなみにこの白魚は【慶長見聞集】によると、振縄の一種と思われる『地獄網』という漁法で捕っていたために漁獲量が激減。

 

 

そのために白魚が枯渇するのを恐れ「御止魚」に指定され、佃島の森一族だけに漁業権を与えたそうです。

 

 

また現在でも佃島の人々は、年に1回、徳川家に白魚を献上する風習が続いているそうです。

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